2007年06月05日

再び善光寺の創建について


 以前姉妹ブログ?の「赤い馬異聞」の中で善光寺瓦の話を紹介しましたが、最近の信濃毎日新聞に大本願の境内から出土した瓦を分析した中間報告が載っていました。それによると、瓦の特徴から善光寺は白鳳時代ころにでき、その創建には渡来人が関わったらしいということなのです。
 「赤い馬異聞」の中ではそのことを否定してきた私としては、少々動揺しているわけなのですが、関わったといっても技術的に関わったということかも知れませんし、はっきりと渡来人が自分たちのために善光寺を建立したということは断定できないでしょう。
 私が常々不思議に思っていることは、渡来人によって建てられたのか、あるいは信州の豪族の手によって建てられたのか、いずれにせよ奈良時代頃に建てられた寺が、平安時代には聖たちのネットワークに組み入れられ、全国にその名が知られるような寺になったのはなぜなのかということなのです。



Posted by 南宜堂 at 22:12│Comments(0)

 
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