2010年05月12日

きょうのテンツバ 1

怒りは無謀をもって始まり
後悔をもって終わる
(ピタゴラス)

ビタゴラスは、「ピタゴラスの定理」で知られるギリシアの数学者です。学校で習ったことはたいがい忘れてしまいましたが、ピタゴラスの定理は有名ですから覚えています。
ピタゴラスを頂点とする彼の師弟集団はひじょうに排他的で、そのために学校が焼き討ちにあったといわれています。

怒りということの質を吟味しなければいけませんね。はたして、すべての怒りは無謀をもってはじまるのでしょうか。
例えば、私たちの納めた税金の使途がとんでもないものであったら、私たちは怒ります。これは正当な怒りだと思いますし、これに対しては国なり県なりに、きちんとした説明を求めていくのは当然です。
ですからこの言葉は、すべての怒りに対して当てはまるものではなく「無謀をもって始まった怒りは 後悔をもって終わる」と訂正するべきでしょう。
あるいはこの「怒り」という言葉のかわりに「すべての行為」と入れ替えてもいいかもしれません。

無謀をもってはじまったすべての行為は
後悔をもって終わる(南宜堂)

きょうのテンツバ 1



Posted by 南宜堂 at 11:37│Comments(0)
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