2010年09月03日

日々是好日 ホームページ

 古書店である光風舎のホームページを作った。前にもホームページはあったのだが、OSがバージョンアップして、作成ソフトがうまく使えず、更新されないままになっていたのである。
 ブログという手軽なものがあるのにあえてホームページを作成したのは、古書の目録を何とかアップしたかったからである。いつの間にか在庫が1万冊を超えた。ネットでの販売は「スーパー源氏」というところを使っていて、ここには6000冊ほどの古書を登録している。
 それでも自前のホームページを作ろうと思ったのは、ウチらしさというのをわかっていただきたかったということなのである。ネットで古書を買う人は目的の本があるわけで、それを検索して、もっとも自分の条件にあったものを求める。
 一方で店に来るお客さんは、目的の本があるわけではない。本棚を眺めているだけで楽しいというお客さんもいる。眺めているうちに、何となくその店の傾向がわかり、親父の好みまでなんとなくわかる。それもまた古本屋めぐりの楽しみなのである。
 ホームページというのは、そういう楽しみを訪問者に味あわせてくれるのではないか。そんなことを期待して作ったのである。果たして光風舎のホームページはそんな期待に添うことができるのか。楽しみでもあり、不安でもある。
古本屋光風舎のホームページ http://kohoosha.jimdo.com/



Posted by 南宜堂 at 22:36│Comments(2)

この記事へのコメント

私もネットで古書を買っています。
でもネットで購入するのって不安だらけです。

振り込んだけど、送ってくれるのだろうか?
美品って書いてはあるけど古書である以上・・・耐えられない汚い本だったらどうしよう・・・
その不安の度合いとネット購入の便利さを天秤にかけたらどうなるのかしら。

それと古書店を廻ってこれだ!と思う本を抱えて店主の元に駆け寄り
「これ、ずっと探してたんです! で、○○が好きでこの本を探してたんですが、他に何かありませんか?」
ここで出てくる本は垂涎ものばかり。
ネットではこういうことができないんですよね。
Posted by 照桂院 at 2010年09月09日 00:31
照桂院さま
確かに美本とあっても何を基準とした美本なのかもわかりませんから。
当店では返品可にしています。ほんとうは困るのですが、買う立場に立てば不安ですから、仕方ないかなと思っています。
そして、代金は後払いです。これはこの業界の古くからの習慣ですが、最近は代金を払わない人もいたりして、店によっては先払いにしているところもあります。
ネットの古書店は便利ですし、当店の売り上げも圧倒的にネットが多いのですが、やはり古書店めぐりの楽しさはあります。自分が商売をしていてへんなのですが、古書店るぐりの楽しさは残ってほしいと思います。
Posted by 南宜堂南宜堂 at 2010年09月09日 08:52
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