2011年04月24日

武井神社

店の正面に武井神社の鳥居が見えます。毎日ここで外を見ていて気がついたのは、鳥居の前で頭を下げて行く人が多いことです。いったん立ち止まり、帽子をかぶっている人はそれを脱ぎ社殿に向かって頭を下げて、そして去って行く。毎日そんな光景を何度も見ます。お年寄りだけではなく、若い人もけっこういます。
これを不思議に思うのは私だけなのでしょうか。
神社とか日の丸とか君が代とか言われると、どうしても軍国主義の時代のことを思ってしまい、穏やかな気分になれないのです。だがよくかんがえてみると、神社と軍国主義を結びつけたのは人間なのであって、神様が悪いわけではありません。
武井神社は善光寺七社のひとつです。この七社というのは、「こんなにもある善光寺のなぞ」によると、

「善光寺周辺の神社・寺・橋・塚・小路・池・清水の七つについて、それぞれ七カ所ずつ選んで名所としたものに善光寺七名所がある。いずれも善光寺に関係のあるものかというと、そうでないものもあって、どんな基準で選ばれたものなのかよくわかってはいない。」

いずれにせよ長野でも由緒正しい神社なのです。祭神は建御方神です。建御方神は諏訪大社の祭神でもあります。建御方神は大国主の子で、天照大神の国生みに抵抗したため諏訪に押し込められた神です。
どうも武井神社の神様は時の権力に対しての抵抗勢力であったようです。
武井神社



Posted by 南宜堂 at 14:16│Comments(0)

 
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