2011年06月03日

古本屋も変わったねえ

この界隈に新しい古本屋さんが2軒もできるということはすでに書きました。今日は工事中のそのお店を見学させていただいてきました。
その印象が本日の表題であります。
岩石町にできるブックカフェひふみよはまだ工事の真っ最中。1階が古本屋となり、2階がカフェだそうです。真新しい白い本箱が本が収まるのをまっているようでした。本箱といっても、背を見せて並べるのではなく、表紙を見せて並べるもので、ビジュアルな本にはこの方が目立ちます。
2階のカフェは旅館のお座敷風、窓に面した廊下にはレトロなソファが置かれていました。風通しがよくて、ここでゴロンと寝ころがっていたら気持ちいいことでしょう。6月11日開店です。
もう1軒の遊歴書房は私の店から歩いてほんの5分ほど、同じ町内にあります。行ったことはもちろんないのですが、ロンドンあたりにある老舗のブックストアという印象です。焦げ茶色の書棚が四方を囲み、ここが本で埋まったら圧倒されそうです。
一部本が並べてありました。結構光風舎と傾向の似通ったジャンルの本が多く、強敵になりそうです。
などと言ったら宮島さん(遊歴の店主)に叱られそうです。光風舎はごった煮の肉じゃが風ですし、遊歴書房はすき焼き風、同じ素材を使っても料理人の心構えが違うようです。
両方の店主、どちらも30台前半のお年、若いです。かつての古本屋といえば、とにかく本を山のように積んで客を待つという店がほとんどでしたが、両方の店、確かな自己主張を持って店を開くという印象です。6月8日に開店します。
その思いを持続していくということはなかなか困難だとは思いますが、頑張っていただきたい。



Posted by 南宜堂 at 22:31│Comments(2)

この記事へのコメント

遊歴書房、宮島です。
取り上げて頂きありがとうございます。
ロンドンの老舗ブックストア、
いい響きで嬉しいです。
光風舎さんの本棚大好きです。
本への愛情を感じます。
門前を一緒に本で盛り上げて行きましょう。
Posted by 遊歴書房 宮島 at 2011年06月05日 19:52
遊歴書房さま
コメントありがとうございます。
本が並んだところでゆっくりと見学させていただきます。
ビートルズ特集は面白いと思います。同時代で聞いた団塊世代からIPodで聞いている高校生まで、幅広い層にアッピールしそうですね。
ただ、音楽を求める層と本を求める層に微妙なギャップがあるのが難点です。この際ですからビートルズファンに本を買ってもらいましょう。
Posted by 南宜堂 at 2011年06月05日 22:26

 
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