2010年12月27日

昭和古本屋の日々

   たまたま目にしたブログで古本屋光風舎のことを紹介していただいていた。
全国古本屋巡りツアー・イン・ジャパン  http://blogs.dion.ne.jp/tokusan/archives/cat_302256-1.html
   全国の古書店を巡り歩いている人のブログだ。
   来店いただいたのは、11月だったようで、まだ店づくりの最中であった。伊藤雄之助似と書かれている共同経営者はこのお客のことを覚えていた。伊藤雄之助を知っているのなら還暦を過ぎているだろうと勝手に想像していたのだが、以外やまだ若い人だったという。
   古書店に来る客といえば、老人が多いのだろうというのが移転前の予想だったのだが、結構若い人も来てくれる。中には高校生もいる。
   嬉しい誤算であるが、理由はよくわからない。そう言えば、私が一緒に史跡巡りなどをする歴史仲間も20代30代の若い人が以外に多い。かつては歴史愛好家といえば、定年過ぎた元教員が圧倒的に多かったものである。
   仕事一筋よりは趣味に生きる働き盛りが増えているのだろうか。24時間戦えますかは、むかしの語り草となったようだ。これといった趣味を育ててこなかった私としては羨ましい限りである。
   それにしても、史跡巡りにしても古書店巡りにしても、なかなか渋い趣味ではないか。
   古書に関するエッセイというと、本の内容や著者を紹介したもの、あるいはその本の来歴を書いたもの、古書店に関するものなら、やはりその店の来歴や店主のポリシーといったものを紹介したものが多いのだが、このブログはひたすら自分の印象だけを書いている。店主と話をすることもないようだ。話を聞いて書けばもっと確実なことが書けるのにと思わないわけではないが、そういうことが苦手なのかもしれない。
   でもこれはこれで読者も一緒になって推理を楽しめそうでいい。古本屋を巡る楽しみには店のこと店主のことを勝手に想像する楽しみもあるのだから。


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Posted by 南宜堂 at 00:56│Comments(0)古本屋の日々
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