2011年11月17日
ブログ村
最近のことだが、この南宜堂ブログはブログ村の古本部門に登録した。娘が、ここに登録するとお客さんが増えるよと登録してくれたのだ。まだ1週間も経たないので、結果を云々する時期ではないとは思うが、今のところは目に見えて売り上げがが増えたという形跡はない。
この古本部門には100余りのブログが登録しているが、私の知っている古本屋は数えるほどしかなかった。この近所からは「ひふみよ」さんが登録している。
さらには、新古書店などでセドリをしている人が何人か登録していて、これをよく見ていくとセドリのための教材を売る会社のサクラをやっているようなブログもあると見た。新古書店で携帯をカチャカチャやりながらセドリをしている人たちは長野でも見かけるが、その携帯カチャカチャの仕組みはよくはわからなかった。
今回わかったことは、そんなセドリの人たち向けの教材というのが売られていて、それには携帯カチャカチャのやり方が説明されているようなのである。その教材の値段が2万4千円とかであるという。これで毎月何10万円のなるのなら安いものである。
ただし、この携帯カチャカチャのセドリは、古本好きの人たちからは嫌われている。本を単なる利潤を生む商品としか見ていないというのが嫌う理由である。確かに、その本の内容如何にかかわらず、アマゾンのマーケットプレイスで高く売れる本だけを選んで買っているのだから、とうていこの人たちが本好きとは思えない。
こういう古本のいろはもわきまえないやからが、アマゾンを通して古本の市場に参入し、時には1円などという信じられないような値付けをして、古本の相場を狂わせているのだから、古本好きやプロの古本屋さんから見れば実に憎むべき存在なのであろう。
もっといえば、彼らは古本界に紛れ込んだ異分子である。社交界があるように古本界というものがあるのかは定かではないが、古本を愛してやまない人たちにとっては、新古書店やアマゾンを舞台に暴れまわるセドリをする人たちは、自分たちの楽園に土足で乱入してくる異分子、ブラックバスやアレチウリのようなものだ。古本の生態系までも破壊する侵入者なのである。
しかし、彼らの行為が合法的である以上は、憎んだところでその行為を阻止することはできない。彼らも生活がかかっているのだ。でもこれを商売にしてそんなに稼げるものなのだろうか。教材の宣伝文句によれば月100万も夢ではないように書いてはあるが、それは一部の人だけだろう。教材の値段が2万なにがしという微妙な金額なのもそれほど稼げるものではないことを物語っているようだ。
彼らはもともとが本好きというわけではないのだから、それで稼げなければ撤退していく。今の彼らのやり方は価格競争でお互いの潰しあいをしているようなものだからやがて共倒れとなっていくだろう。それまで気長に待っていてもいいような気がする。 私は楽天家なのだ。
この古本部門には100余りのブログが登録しているが、私の知っている古本屋は数えるほどしかなかった。この近所からは「ひふみよ」さんが登録している。
さらには、新古書店などでセドリをしている人が何人か登録していて、これをよく見ていくとセドリのための教材を売る会社のサクラをやっているようなブログもあると見た。新古書店で携帯をカチャカチャやりながらセドリをしている人たちは長野でも見かけるが、その携帯カチャカチャの仕組みはよくはわからなかった。
今回わかったことは、そんなセドリの人たち向けの教材というのが売られていて、それには携帯カチャカチャのやり方が説明されているようなのである。その教材の値段が2万4千円とかであるという。これで毎月何10万円のなるのなら安いものである。
ただし、この携帯カチャカチャのセドリは、古本好きの人たちからは嫌われている。本を単なる利潤を生む商品としか見ていないというのが嫌う理由である。確かに、その本の内容如何にかかわらず、アマゾンのマーケットプレイスで高く売れる本だけを選んで買っているのだから、とうていこの人たちが本好きとは思えない。
こういう古本のいろはもわきまえないやからが、アマゾンを通して古本の市場に参入し、時には1円などという信じられないような値付けをして、古本の相場を狂わせているのだから、古本好きやプロの古本屋さんから見れば実に憎むべき存在なのであろう。
もっといえば、彼らは古本界に紛れ込んだ異分子である。社交界があるように古本界というものがあるのかは定かではないが、古本を愛してやまない人たちにとっては、新古書店やアマゾンを舞台に暴れまわるセドリをする人たちは、自分たちの楽園に土足で乱入してくる異分子、ブラックバスやアレチウリのようなものだ。古本の生態系までも破壊する侵入者なのである。
しかし、彼らの行為が合法的である以上は、憎んだところでその行為を阻止することはできない。彼らも生活がかかっているのだ。でもこれを商売にしてそんなに稼げるものなのだろうか。教材の宣伝文句によれば月100万も夢ではないように書いてはあるが、それは一部の人だけだろう。教材の値段が2万なにがしという微妙な金額なのもそれほど稼げるものではないことを物語っているようだ。
彼らはもともとが本好きというわけではないのだから、それで稼げなければ撤退していく。今の彼らのやり方は価格競争でお互いの潰しあいをしているようなものだからやがて共倒れとなっていくだろう。それまで気長に待っていてもいいような気がする。 私は楽天家なのだ。
Posted by 南宜堂 at 23:44│Comments(2)
│古本屋の日々
この記事へのコメント
Posted by つん堂 at 2011年11月18日 09:49
企業化とはまた新手のセドリですね。私の知り合いにセドリで月30万円売り上げると豪語している人がいますが、ほとんど専業にして毎日新古書店を回らなければ難しいそうです。しかも本だけではなくCD/DVD
も含めてです。仕入れ費用やガソリン代を引いたら、割に合わない仕事だと思うのですが。
も含めてです。仕入れ費用やガソリン代を引いたら、割に合わない仕事だと思うのですが。
Posted by 南宜堂 at 2011年11月18日 11:11
その店員さんによれば、アマゾンをフル活用して、10名以上のバイトを雇って、セドリ、登録をガンガンやっているひとは、なんと月商1000万!だそうです。100万ではありません。1000万です。信じられませんねえ。
でも講座でマニュアル化された方式があれば、人を使って可能なのかもしれません。まったくうらやましくはないですが。
嘆かわしいことです。