2012年02月25日

最近のこと

平川克美著『小商いのすすめ』を読む。一人でも多くの人に読んでほしいような、誠に示唆に富むことが書かれている本だとは思うのだが、どうも読んだ後の感じがスッキリしない。感想はまた機会をみて。
いくつかの用事を足しに東京に行ってきた。さすがに暖かい。出版社との打ち合わせが翌日に延びたので早稲田へ。昨年小布施の一箱に出していた「わめぞ」のことを思い出したからだ。「わめぞ」とは何ぞやはブログを参照してください。
何の下調べもしてなかったので高田馬場から早稲田へ向かって歩いた。ここはかつて勤めていた出版社の東京営業所があった場所。月に2回は来ていたので懐かしい。相変わらずゴチャゴチャした町だ。
丸三書店の看板があったので2階へ。映画関係の本が結構ある。ここで古書現世の場所をお聞きする。
帳場には向井さんがどっしりと座っておられた。あいおい古本祭りでもお会いしていたせいか、私のことを覚えていていただいた。
話題は自ずと長野の古本イベントの話に。向井さんはみちくさ市、外市などの経験からイベントの重要性を話される。こういうイベントをしなければいわゆる古本マニアという新しい古本好きの人たちを発見できなかったという。そしてこの人たちのブログなどで情報が広がっていくさまを身をもって体験されたようだ。
あいおいの時にも話されていたが、店売りだけに頼っていてはいかに東京でも経営は難しいようだ。店、ネット、イベントと組み合わせた展開が必要とは難しい世の中になったものである。

早稲田で地下鉄に乗って、わが国の最高学府のある本郷に移動する。


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Posted by 南宜堂 at 11:18│Comments(0)古本屋の日々

 
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