2011年01月22日

昭和古本屋の日々 まちおこし2

 資本主義の世の中では、強いもの(資本力のあるもの)が弱いもの(資本力のないもの)を駆逐するのは日常茶飯であり、人々もより便利なものを求めて動く。ハコモノを作ってみてもこの流れを逆流させなければ人が集まるはずはないのだ。
 数年前から「長野・門前暮らしのすすめ」という活動をしている若者たちがいるらしい。らしいというのは、ホームページを見ただけで現実に活動を眼にしているわけではないからだ。そのホームページにある「私たちはこの町で生活する中で「みんなで楽しみながら暮らすことが、街に活気をもたらすんじゃないか」「空いている家に人が住んだら、街はもっと元気になるんじゃないか」との想いを持ちました。そうして始まったのが「長野・門前暮らしのすすめ」です。」いう下りがなかなかいいと思った。「なんとかじゃないか」という表現も、広告代理店の企画書にはないような表現で、あまり強制しないところがいい。
 もう町はよそから人に来ていただいて発展するという時代ではなくなっているのである。そこに住む人が楽しく暮らせるような町作りをするべきなんではないかと思うのである。そのために彼らは「様々なイベントやワークショップ、そして空き家の調査や再開発のお手伝いなどによって賑わいを取り戻そう、暮らす人や訪れる人と一緒に門前町を楽しもう」というようなことを企画して実際に活動しているようである。
 このホームページの定義によるとプロジェクトの範囲は概ね善光寺を中心に半径800メートルの内側ということで、光風舎もその中に入る。積極的に関わることはないだろうが、機会があったら一参加者として楽しんでみたい気がするのである。


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Posted by 南宜堂 at 00:35│Comments(0)雑記
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