2008年09月14日
道の駅
最近車で出かける用事があって、高速はもったいないので下道を利用させていただいています。むかしは国道19号なんかは、長野から松本まで道も舗装されていなく、道も曲がりくねっていて難路だったのですが、最近は道幅も広くなり、橋も新しくなって快適になりました。何よりも道の駅というのができて、トイレに困ることがなくなったのはありがたいことです。信州新町の地場センターなどは道の駅になる前からあって、地元の農産物やそば、おやき、ジンギスカンなどを食べさせていました。
西山地方などは特におやきやすいとんといったいわゆるコナモノが特産になっていて、中条のおぶっこなどはヒット商品のようです。田舎で育ったものから見たら、白いご飯のない時に代用で食べていたものばかりで、取り立てて珍しくもないのですが、いまは貴重なのでしょう。
このおやきにしてもすいとん類にしても原料は小麦粉です。田舎の初夏の光景といえば、黄金色の麦畑があちらこちらで見られたものです。小津安二郎の「麦秋」ですね。ところか、最近はなかなか麦畑というのにお目にかかれなくなってしまいました。これだけおやきその他のコナモノが氾濫していて果たして地物の粉だけで作れるものだろうかといらぬ心配をしてしまいます。これはそば屋さんから聞いた話ですが、信州そばのほとんどは輸入のそば粉に頼っているのだとか。
マンガ「美味しんぼ」の原作者である雁屋哲の小説に「美味しんぼ探偵局」というのがあります。行列のできる有名ラーメン店の主人が3人次々と姿を消すというミステリーなのですが、その中でラーメンの材料である小麦について、日本で使われている小麦の90パーセントは外国産であるということが書かれています。さらに、害虫の発生を防ぐために何回も殺虫剤で薫蒸するのだといいます。これでは味が落ちるばかりか人体にもいいわけがありません。
ラーメンのもう一つの重要な材料であるスープ、その醤油についても大メーカーの醤油や業務用の醤油は、大豆の絞りかすを材料に使い、さらに添加物をいっぱい加えていて醤油本来の味ではないということです。20年も前の小説ですから、その後改善が加えられているのかもしれませんか、昨今の農薬やカビの汚染米の騒動を見ていても、不安は残ります。
うどん・そば・ラーメン、いまや信州は麺天国と化した感があります。ナガブロでも連日のようにラーメンをはじめ麺類の話題がもちきりです。消費者がこのように通になっていきますと、つくる方も必死なのでしょう。次々に新しいラーメン屋さんなんかが開店し、それぞれ個性あふれるラーメンで競っています。
子供の頃、母の実家に行くとよく取ってくれたラーメン、確か来々軒といったと思います。麺とネギと赤い縁取りのチャーシュー、メンマ、なるとの入った醤油味のラーメン、これがラーメンであり、それ以外のものはまた別の料理ではないかと思っている者ですので、昨今のブームのごときものはほんとうに驚いてしまいます。
西山地方などは特におやきやすいとんといったいわゆるコナモノが特産になっていて、中条のおぶっこなどはヒット商品のようです。田舎で育ったものから見たら、白いご飯のない時に代用で食べていたものばかりで、取り立てて珍しくもないのですが、いまは貴重なのでしょう。
このおやきにしてもすいとん類にしても原料は小麦粉です。田舎の初夏の光景といえば、黄金色の麦畑があちらこちらで見られたものです。小津安二郎の「麦秋」ですね。ところか、最近はなかなか麦畑というのにお目にかかれなくなってしまいました。これだけおやきその他のコナモノが氾濫していて果たして地物の粉だけで作れるものだろうかといらぬ心配をしてしまいます。これはそば屋さんから聞いた話ですが、信州そばのほとんどは輸入のそば粉に頼っているのだとか。
マンガ「美味しんぼ」の原作者である雁屋哲の小説に「美味しんぼ探偵局」というのがあります。行列のできる有名ラーメン店の主人が3人次々と姿を消すというミステリーなのですが、その中でラーメンの材料である小麦について、日本で使われている小麦の90パーセントは外国産であるということが書かれています。さらに、害虫の発生を防ぐために何回も殺虫剤で薫蒸するのだといいます。これでは味が落ちるばかりか人体にもいいわけがありません。
ラーメンのもう一つの重要な材料であるスープ、その醤油についても大メーカーの醤油や業務用の醤油は、大豆の絞りかすを材料に使い、さらに添加物をいっぱい加えていて醤油本来の味ではないということです。20年も前の小説ですから、その後改善が加えられているのかもしれませんか、昨今の農薬やカビの汚染米の騒動を見ていても、不安は残ります。
うどん・そば・ラーメン、いまや信州は麺天国と化した感があります。ナガブロでも連日のようにラーメンをはじめ麺類の話題がもちきりです。消費者がこのように通になっていきますと、つくる方も必死なのでしょう。次々に新しいラーメン屋さんなんかが開店し、それぞれ個性あふれるラーメンで競っています。
子供の頃、母の実家に行くとよく取ってくれたラーメン、確か来々軒といったと思います。麺とネギと赤い縁取りのチャーシュー、メンマ、なるとの入った醤油味のラーメン、これがラーメンであり、それ以外のものはまた別の料理ではないかと思っている者ですので、昨今のブームのごときものはほんとうに驚いてしまいます。
Posted by 南宜堂 at
14:49
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