2008年03月17日

映画を旅する

田沼雄一著 小学館ライブラリー
 1995年に「ビッグコミック」に連載されたものをまとめたものです。1970年以後に公開された映画24本のロケ地を旅したものです。
 24本の内見た映画が6本、時代がもう映画を見なくなった年代にしてはまあまあというところでしょうか。それでも印象に残った映画がいくつかあります。
●幸福の黄色いハンカチ
1977年公開 監督山田洋次
 ロケ地夕張は悲惨なものになってしまいました。1995年田沼氏が訪ねた場所はどうなっているのか、炭住にはまだ黄色いハンカチがはためいているのか、わかりません。あの映画は高倉健と倍賞千恵子が再会するあのシーンだけにあるような気がします。なんであんなに泣けるんだろうか。心と心が通い合うことへの感動でしょうか。私たち観客はあのシーンで、武田鉄也と桃井かおりになっていて、高倉健の心を思いやりながらハラハラしていたように思います。
 一時シラケという言葉がはやっていて、若者たちの無気力、無感動があたりまえのようになっていました。そんな時代への山田監督のアンチテーゼだったように思います。それでもああいう状況はおとなのおとぎ話なのかなと思います。なかなかありえないからこそ、あこがれ感動するのでしょう。  

Posted by 南宜堂 at 10:30Comments(0)

2008年03月17日

「蛾」

本日の注目記事、「転校生 さようならあなた」のブログです。
http://tenkousei.naganoblog.jp/e89776.html

根が好奇心の塊のせいか、さっそくトライしてみました「ダイモン占い」。結果は「蛾」だそうです。しかし何で「蝶」てせなくて「蛾」なんでしょう。夜行性であかりがあれば寄ってくるなんぞは、私の性癖そのものですから文句もいえませんが。しかし、星座と氏名のローマ字の画数でその人間のことが決まるんでしょうかねえ。と思いながらもまんざらでもない気分で、ブログに書きたくなったのは「蛾」のキーワードが「慈愛と平和主義」だからであります。穏やかな私そのもの、まさに慈愛に満ちたお地蔵様のような私ですから、大当たりです。「蛾」でも我慢しなければいけません。
  

Posted by 南宜堂 at 00:03Comments(0)